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1、分類・原因・病態

<心不全のメカニズム>

  何らかの原因で心機能が低下し心拍出量が減少すると、重要臓器への血流が不足する。血流が不足すると、身体には以下のような代謝機構が働く。

① 心拍数を増やすことで血圧を保とうとする。

  ② 末梢血管を収縮させること(交感神経作用)で、静脈血流量を増加させようとする。

  ③ 腎臓では、腎動脈圧が低下するとレニンが分泌され、レニンーアンギオテンシンーアルドステロン系により腎臓での水分、ナトリウム(Na)の再吸収が増加し、循

環血液量を増加させる。

しかし、これら代償機能が過剰に働くと、以下のような作用から、心不全症状の悪循環に陥ることがある。

① 交感神経作用により末梢血管が収縮することで後負荷が大きくなる。

②水分、Naの再吸収が多くなりすぎると、肺胞でのガス交換を妨げることで、心筋そのものへの酸素供給を阻害する。

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