緑内障
     眼圧の異常な上昇(発作時は80mmHg以上に上昇することもある)により、視力や視野の障害が起こるものをいう。(眼圧正常値10~20mmHg)
     閉塞隅角緑内障(急性緑内障)と、開放隅角緑内障(慢性緑内障)に大きく分けられる。
     
 閉塞隅角緑内障(急性緑内障)・・・
      眼圧:急激に上昇
      誘因(因子):中年女性に多い。過労、暴飲暴食、散瞳、点眼などによる。
      症状:虹視症、激しい眼痛、頭痛、嘔気、(毛様)充血
      備考:緊急に眼圧を下げないと視力、視野障害を残すことがある。
     開放隅角緑内障(慢性緑内障)・・・       
眼圧:ゆっくり上昇
      誘因(因子):遺伝的素因(家族歴)、加齢、高度近視、糖尿病
      症状:自覚症状はほとんどなく、健康診断で発見されることが多い、充血
等はない。
      備考:「視野が狭い」等の症状が出た時は、進行していることが多い。
 
      ・視野異常は鼻側から生じるため、進行するまで気が付かないことが多い。
・高眼圧によって視神経が圧迫されると視神経乳頭陥凹がみられ、さらに 進行すると視神経萎縮が起こる。

    <治療>
      ・眼圧を下げるため、眼圧降下薬、縮瞳薬(塩酸ピロカルピン)点眼、炭酸脱水素酵素阻害薬(ダイアモックス)内服を行う。
      ・急性緑内症の外科的治療法として、レーザー虹彩切開術、周辺虹彩切除術などを行う。
      

      

      

     ・急性緑内障では、散瞳薬は眼圧を上昇させるため禁忌である。
     ・慢性緑内障の外科的治療法として、繊維柱帯切除術、繊維柱帯切開術など
・ステロイドは、眼圧上昇を来すことがある

   <看護>
     ・急性緑内障発作の場合、心身の安静と、冷罨法による眼痛の軽減を図る。
     ・両眼視していると視野異常気に気づきにくいため、自宅でも視野の確認(交
互に片目だけで見るなど)を指導する。