言語的コミュニケーションがとれない患者には看護師は五感をはたらかせ,患者の表情・まなざしにサインを感じとり,誠実な態度で対応し,感情表出を促すことが重要である。

また,患者の状態に合わせて,筆談・指文字・五+音表の活用は意思の疎通をはかる援助となる。

5)安楽の保持と体位変換

患者はモニタの装着やチュープ類の挿入で身体の動きが制限されたり,チュープ類が抜ける心配から不動状態になりやすい。

長時間身体を動かさないでいると苦痛が増し,精神生活にゆがみが生じたり,肺合併症や褥瘡などの原因になる。

これらの予防として,機械のコード・チュープ類は患者の身体の一部とみなして,定期的な体位変換,良肢位の保持がたいせつである。

また,患者の安静の程度に応じてべッドを挙上したり,ベッド上で座位になったり,床上運動を他動的,自動的に行ったりする。

また体位変換や運動が,呼吸・循環の安定に影響を及ぼす場合は,患者の呼吸・血行動態を観察しながら,疾患や病変部に最も適した体位をとるようにすることが必要である。

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