<ラップ療法とは>
「ラップ(Wrap)療法=(サラン)ラップで包む治療法」という理解では 若干誤解があります。
「ラップを貼っておきます」という表現が用いられますが、これでは (サラン)ラップを貼ればいいとなります。
そうではなく 褥創を包む(Wrap=包む ラッピング)というほうが より正確な理解のようです。
実は 食品ラップの業界から「本来の目的以外には 使わないように」との「圧力」がかかっているとのことです。
(ラップ療法をおもしろく思わない 褥創学会から 圧力があったという噂もあるようですが・・・)
そこで今回ラップ療法を Open Wet Therapy(OpenWT)と改名すると言っていました。
この文字にラップ療法のエッセンスがあります。
創は 開放にする(Open) 食品ラップを貼るので 密閉のようですが 実は 開放であるところに真髄があります。
そして 創は 湿潤(Wet)である 治療法(Therapy)であるということです。
創を湿潤に保ち 浸出液を排出させることがポイントで 開放性ウエットドレッシング法 である食品ラップで包むと 夏場などは 悪臭がでるので 食品ラップの代わりに 水切り用の穴あきポリエチレン袋を用いるようにしたとのことです。
これを ラップを使わないラップ療法と呼びます。