6)環境への配慮
ICU やCCU,また,救命の治療が行われる場には種々の医療機器が置かれており,そこでは機械の音や警報が加わり騒音となっている。
また,昼夜を問わず治療が行われるために夜間も照明がついている。
24 時間の持続的な監視や照明は睡眠の妨げとなり,昼夜の区別,時間の観念を失わせることにもなる。
看護師は月日や曜日を告げたり,室内に時計・カレンダーを置くなどのくふうがまた,面会の制限は家族にも耐えがたいものである。
それが長期にわたると焦燥感を強くし,心身のストレスの原因となる。
看護師は家族の面会にも配慮しなければならない。
面会の際には,看護師は家族と患者とのコミュニケーションや会話の橋渡しとなることが必要である。
施設そのものが患者・家族に疎外感を与え,さらに感染予防のための設備や対策は心理的負担を与えかねない。
看護師は面会者,家族に院内感染についてきちんとした情報を与え,適切な手洗いの指導なビを行うことが必要である。