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1)前立腺癌とは

前立腺は精液の大半を占める精漿を分泌する臓器である。

この精漿を分泌する腺上皮から発生するのが前立腺癌で、その95%以上は腺癌である。

移行上皮癌や扁平上皮癌も稀にみられるが、その頻度はきわめて低い。

前立腺癌は加齢とともに発生頻度が高くなり、50歳以上では注意が必要である。

欧米では罹患率、死亡率ともに男性悪性腫瘍の1、2位を占めるが、本邦ではまだ頻度が低い。しかし生活様式の欧米化、人口構成の高齢化,PSA(prostatespecificantigen)測定の普及などもあいまって、今後ますます増加するものと推定される。

2)前立腺がんの特徴

前立腺がんは、前立腺を構成している腺細胞が正常な細胞増殖機能を失い、無秩序に自己増殖することによって起こる。

前立腺がんは、50歳ぐらいから加齢とともに多くみられる。

前立腺がんは、欧米ではがんによる男性死亡者の約20%を占めるほど多いが、わが国では年間死亡者数が4300人弱と、がんによる死亡者の約3%ほどである。厚生省の推計では、1993年の患者数は3万人ほどで、胃がんの約20万人と比べれば少ないものの、人口の高齢化が進むことによってその数は確実に増加すると考えられる。

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