前立腺が肥大してくると、尿道抵抗に打ち勝つために膀胱の排尿筋が代償生に肥大する。

これにより排尿筋筋束が肥厚し、その部分を覆っている粘膜が隆起して肉柱を形成する。次いで膀胱三角部が肥厚する。

さらに尿道抵抗が増し、膀胱内圧が上昇すると膀胱周囲の脂肪組織内へ突出する。これは小さく、小房といわれ、多発性である。

大きなものは両側尿管口周囲に生じやすく、これを憩室という。

憩室に貯留した尿は排出困難で、残尿となり感染を起こしやすくなる。

膀胱三角部の肥大によって、膀胱の筋肉および粘膜下を走る壁内尿管は尿の通過障害を起こし、尿管下端部が拡張する。

やがて水尿管が上方に広がり、ついには腎盂の拡張を招き、腎における尿の産生を障害する。また尿路における尿の停滞は尿路感染症を誘発し、腎盂腎炎、腎不全、尿毒症の発症を早める。

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