1)導尿
上記のような注意を守っていても急性尿閉をきたしたら、時間ごとの導尿、または留置カテーテルを挿入する。急性尿閉を繰り返す場合には、手術の適応となる。

 2)感染予防
残尿を生じたら、尿路感染の予防ならびに治療を行う。

 3)薬物療法
抗アンドロゲン薬が用いられる。

②手術治療:経尿道的前立腺切除術、被膜下前立腺摘除術など

③前立腺高温度治療             などがある。
 根治療法は手術療法である。しかし、進行が緩慢なので、排尿障害が軽度で、残尿も少なく、腎機能も正常であれば急いで根治手術する必要はない。また、患者の大多数が60歳以上の高齢者であるため、循環器障害などのいろいろな疾患を有していることも少なくない。このような場合には保存療法で経過を観察する。

6.合併症
 尿路の閉塞から感染が起こり、炎症は膀胱、腎臓、前立腺に及ぶ。前立腺の感染から精巣上体炎が起こる。また、尿の停滞から膀胱結節を合併することもある。

7.予後
 手術療法における死亡率は0.7~2.9%である。保存療法でも症状の改善がかなり期待できる。適切な治療を受ければ、予後は良好である。

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