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良肢位とは、関節拘縮をきたし、その位置で動かなくなっても日常生活、ADLに及ぼす傷害が少ない肢位のことである。

片麻痺があると、多くの場合、麻痺側の筋肉が次第に緊張し、ウェルニッケ=マン肢位と呼ばれる肢位をとります。

麻痺側の肘関節、手関節、指関節が屈曲し、膝関節が伸展、足関節が内反・尖足をとる肢位で、放置すると関節拘縮をきたす。

そこで、良肢位保持、関節可動域訓練を実施し、関節拘縮を予防する。

良肢位の保持は、拘縮、変形、疼痛の予防と関節可動域の維持のために行う。

良肢位を保持する(その姿勢や肢位を固定する)ためにクッションやタオルなどを使用する。

従来、手指の屈曲拘縮予防のためにハンドロール、足の内反・尖足予防のために砂嚢や足板などが使用されなくなった[ハンドロール、砂嚢、足板の利用は皮膚からの感覚刺激が痙攣(筋緊張の異常)を助長することから、あまり使用されなくなった]。

①仰臥位での良肢位

 片麻痺があると、麻痺側の肩関節は外転・内旋位、肘関節は屈曲位をとりやすいので、肩関節は屈曲位をとりやすいので、肩関節は外転・外旋位、肘関節は伸展位に保ち、下肢は伸ばし、股関節は中間位に保つ。

麻痺側の股関節は外転・外旋位をとりやすいので、バスタオルなどを大転子部に巻き込むようにし、下肢は正中位に保つ。

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