<生活や出産>
 術前から配偶者を交えて話し合い、術後のカウンセリングが重要である。
・女性は、術後、膣内の分泌物の低下や位置変形などから、性交痛を生じることがある。
分泌物の低下に対しては、潤滑ゼリーなどを使用する。位置変形に対しては、性交時の体位の工夫が必要である。
・男性では、手術時に神経や血管が障害され、術後勃起できないことがある。泌尿器医師に相談し、障害の程度に応じて薬物、補助器具の使用を検討してもらう。
・妊娠時は、お腹の膨らみによってストーマサイズが変化したり、ストーマ粘膜浮腫を起こすことがあるので、できるだけ、ストーマ外来のある施設で専門看護師にかかっておく必要がある。
・性交時の装具の工夫は、パートナーに排泄物が見えないよう不透明なものをつけたり、肌と装具が接触したとき不快感のないよう、パウチカバーを利用するなどがある。
・性交前に、採便袋内は空にしておく。
・性交時の体位は、ストーマを損傷しないよう過度な圧迫や摩擦を避ける工夫が必要である。

<装具の購入方法>
 患者に合う装具が決定したら、患者自身に代理店や病院の売店から購入してもらう。
・退院後間もないときは、装具変更が可能なように、最小単位で購入する。
・余裕を持って購入する。(必ず2週間分は手元に準備しておく)
・使用している装具の名前は、サイズなど(できれば製品番号)を控えておく。
・身体障害者手帳による交付券の手続きを説明する。
<管理方法>
 装具は冷暗所、風通しの良い所に保管してもらう。
・できれば購入してから1年以内に使いきる。(皮膚保護剤の材質いじのため)
・装具は、パッケージから出さずに材質維持のためそのまま保管する。
・洗腸用具は、排泄物を洗い流し、陰干ししてから保管する。
・ペーストには、ほとんどアルコールが含まれているので、使用後はしぼり口のペーストを拭き取り、キャップをきちんと閉める。

<使用後の装具廃棄方法>
採便袋内の排泄物をトイレに流してから、新聞紙に包むか不透明の袋に入れて、外見上汚染と分からないようにして、住居地域の分別ゴミの支持にしたがい廃棄してもらう。
 
<身体障害者手帳の交付手続き>
ウロストーマ、イレオストーマ、上行結腸または横行結腸のストーマは、術後すぐに申請手続きが可能である。下行結腸、S状結腸に造設されたストーマは、術後6ヶ月を経過してから申請できる。一時的なストーマ造設の場合は、申請はできない。