、診断・分類

統合失調症では、特有な身体症状や身体的な検査所見がまだ明らかではないので、問診や症状によって診断がおこなわれる。
 
また、他の疾患との鑑別のため、血液や尿、脳波、レントゲンやCTなどの検査も行う。

≪分類≫

統合失調症は、一般に緊張方、妄想型、破瓜型、の3病型に分類される。しかし、実際には分類の難しいことが多く、経過のなかで常に一定の病型を示すとは限らない。

1)破瓜型:破瓜型は思春期に徐々に発症し、生活への意欲や関心が変化し、次第に身辺の整理や身なりがだらしなくなる。妄想や幻覚はあっても断片的で、感情や意欲の障害が中心。慢性的に経過し、徐々に進行する傾向にある。
 

2)緊張型:20歳代に、緊張病症候群で急激に発症する。症状は非常に激しいが、抗精神病薬が効き、ほとんどが短期間で回復する。しかし、再発もまれではない。

3)妄想型:3つの中では、最も高齢の30歳代で発症することが多く、明瞭な強い確信をもつ妄想が生じる。妄想はしばしば「某国が自分を狙っているため、スパイがいつもつきまとっている」などと体系化され、妄想内容は大多数が被害妄想である。破瓜型とは対照的に、感情や意欲面の障害は少なく、妄想をもちながらも社会生活を続けていける患者もまれではない。しかし、その妄想に基づいて、他人に対する攻撃などの行動をとる場合もあり、まれに犯罪に結びついてしまうこともある。

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