6、治療

・薬物療法
 
抗精神病薬や非定型抗精神病薬が使用される。薬物療法は、慢性期よりも急性期、陰性症状よりも陽性症状に対して効果がある。

妄想や幻覚あるいは緊張病症候群によって興奮が激しく服薬が困難な状態では、抗精神病薬を注射し、場合によっては身体の拘束も必要になる。強制的に身体の拘束や注射を行う場合、患者が興奮状態でこちらの話を受け入れない状態であっても、なぜ拘束をし注射をしなければならないかを、話してから行う。

 代表的な抗精神病薬は、ハロぺリドール、クロルプロマジン、レボメプロマジンなどである。

副作用として錐体外路症状や自律神経症状を生じやすく、悪性症候群を起こすことがある。

一方、リスぺリドンやオランザピンなどの非定型抗精神病薬は、錐体外路症状や自律神経症状が抗精神病薬よりも軽く、陽性症状ばかりでなく陰性症状に対しても効果が期待され、統合失調症治療の主流となりつつある。

・精神療法
 
精神分析は禁忌であるが、簡易精神療法として、病気と症状、薬物の副作用などを説明する。再発予防のため、患者に自分の病気や薬について十分な知識をもってもらうことは重要である。一般的な接し方としては、患者に“安全保障感”を与えるように、率直に接することが重要である。

・リハビリテーション
 社会復帰のための訓練施設として、作業療法や精神科デイケアなどがある。また、近年行われるようになったSSTは、生活技能を学習訓練によって改善しようという試みであり、生活の質の向上、再発防止、社会復帰の推進などに成果をあげている。

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